質感について初めて意識したのは写真をプリントした時だったと思う。
フィルムカメラ(写ルンです、当時は1000円位)で撮影した写真をプリントする時に仕上がりを「光沢有り」か「マット」かどちらかを選択することができた。撮影した時の景色や記憶を考慮した上でマット仕上げにしたことを覚えている。
プリントの仕上がりで雰囲気が変わることを知り、質感、肌理、斑など表情の違いがあるものに興味が湧くようになった。かもしれない。10年程前のことなので定かではないが、振り返った時に思い出したということはそういうことだろう。
こ虎珈琲のオーナーと一緒に歴史ある喫茶店を巡った時に感じた【経年変化した素材の質感・肌理・斑】を新しい空間に取り入れることにした。それは全く同じような素材を使用するのではなく、何十年と続く歴史を積み重ねた空間の要素を解釈した上で。






